
象印の新型IHクッキングヒーター「EZ-KG26」と、旧型IH調理器「EZ-HG26」を比較しました。
新しい卓上IHクッキングヒーターやIH調理器が発売されると、旧製品との違いが気になりますよね。そこで、2024年発売のEZ-KG26と、先代モデルにあたるEZ-HG26(2016年発売)を比較したところ、次の違いと共通点が見つかりました。
EZ-KG26はスタイリッシュな薄型ボディを採用していて、EZ-HG26に備わっていた機能の一部が省かれています。この後の本文では、新型EZ-KG26と旧型EZ-HG26の違いや共通点を詳しく解説します。
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EZ-KG26とEZ-HG26の違いを比較
EZ-KG26とEZ-HG26の主な違いに次の4つがあげられます。
本体デザイン
新型EZ-KG26の本体デザインは、ガラストッププレートを採用したフルフラットな長方形で、電源差し込み口のある角が斜めにカットされています。SDカードを裏返したような形ですね。カラーはブラック(BA)のみとなっています。
旧型EZ-HG26の本体デザインは、卓上IH調理器らしいオーソドックスなもの。やはり長方形で、表示部・操作部を斜めにした操作しやすい形状になっています。本体カラーはブラウン(TA)で、トッププレートは視認性のよい白基調です。
本体サイズ・重量
EZ-KG26とEZ-HG26の本体サイズおよび重量は、次のようになっています(数値は約)。
新モデルEZ-KG26は、旧モデルEZ-HG26より高さが1.5cmも下がり、業界トップクラスの薄型ボディ(象印調べ)となっています。幅も1.5cm縮小され、奥行は0.5cmアップしているものの、全体的にコンパクトです。
ただし重量に関しては、EZ-KG26のほうがEZ-HG26より約0.4kg(約400g)重くなっています。
操作部・表示部の設計とキー数(ボタン数)
新型EZ-KG26の操作部はタッチパネル式、表示部は赤いLED表示になっています。操作キーは3つ(電源、スタート/切、火かげん/選択)とシンプル。LED表示とLEDランプを見ながら操作するシステムが採用されています。
一方、EZ-HG26の操作部はボタン式、表示部はモノクロ液晶になっています。操作キー(ボタン)は「タイマー」「あげもの/湯わかし」「◀|▶(火かげん/選択)」「強火」「中火」「弱火」「スタート/切」の7つ。各キーの下には点字表示が付いています。
「湯わかし」機能の有無
新型EZ-KG26では、旧型EZ-HG26に備わっていた「湯わかし」機能が省略されています。
「湯わかし」機能は名前のとおり、お湯を沸かす機能です。お湯が沸くと自動で停止する便利な機能ですが、1.0Lが適量となっており、水の量や使う鍋(やかん)によっては沸騰する前に停止したり、沸騰しても加熱が止まらなかったりするようです(説明書に記載)。
電気ケトルの代わりに使えそうな機能であるものの、沸かす水の量が決まっていることから、ちょっと実用性は低いかもしれませんね。
「調理タイマー」機能の有無
旧型EZ-HG26には「調理タイマー」機能が備わっており、加熱調理中に1分〜9時間55分の範囲でタイマーを設定できます。調理タイマーは「タイマー」キーで設定でき、設定時間が過ぎると自動で電源OFFとなります。
なお、新型EZ-KG26では、タイマー機能は「煮込み」機能に統合されています(設定範囲は1分〜9時間30分に変更されています)。
実売価格
新型EZ-KG26の実売価格は2万3千円前後、旧型EZ-HG26の実売価格は2万円前後となっています。
価格差3千円をどう思うかは個人の感覚により変わるでしょう。ただ、ネット通販のセールやポイントアップを狙えば、実質的な金額差はかなり縮まりそうですよね。
その点を考慮すると、「新型が欲しいけど高いから旧型にする」みたいな判断をする価格差ではないように思えます。
EZ-KG26とEZ-HG26の共通点
EZ-KG26とEZ-HG26の共通点に次の4つがあげられます。
火加減の調節範囲
EZ-KG26とEZ-HG26の火加減は次の9段階で調節できます。
EZ-HG26の商品説明によると、「〇〇W相当」の火力では500Wのオン・オフで出力を調整するようです。新型EZ-KG26の商品説明には同様の記載がありませんが、旧製品と同じような制御を行っていると考えられます。
なお、旧型EZ-HG26では弱火キーで火力(3)、中火キーで火力(6)、強火キーで火力(9)にワンタッチで設定できます。
「あげもの」「煮込み」機能
EZ-KG26とEZ-HG26には、「あげもの」機能と「煮込み」機能が備わっています。
あげもの機能は、油の温度を細かく設定できる調理機能です。調理する食材に合わせて、140〜200℃の範囲で10℃刻みで油の温度を設定できます。
煮込み機能は、なべ底の温度をセンサーで検知して、ふきこぼれや煮くずれ、焦げつきが起こらないように火加減を自動コントロールする調理機能です。新型EZ-KG26では、加熱開始後に調理タイマーを設定するようになっています。
5つの安全設計
EZ-KG26とEZ-HG26には、次の5つの安全設計が施されています。
各種の自動停止が機能すると、新型EZ-KG26では加熱が停止され、旧型EZ-HG26では電源OFFになります。
使える鍋のサイズ・種類
EZ-KG26とEZ-HG26では、直径12〜26cmの鍋を使用できます。使える鍋の種類については、取扱説明書での説明が各機種でやや異なるものの、おおむね次のようになっています。
このほか、はり底の鍋や多層鍋も使用可能となっていますが、火力が弱くなる場合や、加熱できない場合があるようです。
また、EZ-KG26とEZ-HG26の取扱説明書には、どの種類の鍋も、底の反りが1.6mm未満のもの(あげもの調理では反り1mm未満のもの・底の平らなもの)を使用するように記載されています。
EZ-KG26はこんな人におすすめ
新型EZ-KG26は次のような人におすすめです。
EZ-KG26の本体はスタイリッシュでコンパクト。見た目がクールなだけでなく、フルフラットなデザインのおかげでお手入れが楽ですし、薄型なので大きな収納スペースを必要としません。
また、テーブルで具材を取りやすいこともEZ-KG26の魅力。なべ敷きのような薄型ボディで高さを抑えられるため、体を大きく乗り出さずに具材を取ることができます。
EZ-HG26はこんな人におすすめ
旧型EZ-HG26は次のような人におすすめです。
旧型EZ-HG26に備わる機能のうち、ワンタッチ火力設定、独立した調理タイマー、湯わかしの3つは、新型EZ-KG26では省かれています。
「弱火・中火・強火をワンタッチで切り替えたい」「好きな火力でタイマー調理したい」「手軽にお湯を沸かしたい」といったニーズがある人には、EZ-HG26がおすすめです。卓上IH調理器をコンロ代わりに日常使用する人には、湯わかし機能が役立つかもしれませんね。
点字表示が必要な人にもEZ-HG26はおすすめ。新型EZ-KG26には点字表示がありませんし、そもそもタッチパネル操作は目の不自由な人の使用に不向きです。設計の親切さでは、新型よりEZ-HG26のほうが優れているといえるかもしれません。
これらの新型にはない利点を持ち、かつ実売価格が安価なEZ-HG26は、象印の安い卓上IH調理器をお探しの方にもおすすめです。
EZ-KG26とEZ-HG26の比較まとめ
新型EZ-KG26はデザインがスタイリッシュなだけでなく、薄型で使いやすさに優れています。家族で鍋料理を楽しむようなシーンでは、薄型ボディの恩恵を感じられるでしょう。
一方、旧型EZ-HG26には、新型では省かれた機能が備わっています。つまり、多機能性では旧型のほうが上。すべてにおいて新型モデルが旧型に優っているわけではない、というのは悩ましいところですね。
とはいえ、その省略された機能には、人によっては不要と感じるものもあるでしょう。それに、EZ-HG26は2016年発売のモデルですから、設計やデザインに古さを感じる人もいるかもしれません。
以上の点を踏まえると、基本的におすすめは新型EZ-KG26です。もし、もっと多機能なモデルが欲しいなら、象印以外のメーカー品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
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