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ビタクラフトってどこの国の製品?現行シリーズの生産国やブランドヒストリーを詳しく解説

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ビタクラフトがどこの国の製品なのか詳しく調査しました。

こんな疑問はありませんか?

  • ビタクラフトってどこの国でつくられてるの?
  • アメリカ製と思ってたけど実はベトナム製?
  • 生産国による品質の違いはある?

ビタクラフトの製品には高額なものが多く、シリーズによっては片手鍋でも3万円以上します。

そんなビタクラフトがどこの国で生産されているのか、性能のいい調理器具をお探しの方なら気になりますよね。

そこで、ビタクラフト製品の生産国や品質、ブランドの歴史などを調べたところ、次のことがわかりました。

ビタクラフトの発祥国と本社所在地

  • ビタクラフトはアメリカ発祥のブランド
  • 現在の本社があるのは日本の兵庫県

ビタクラフトの生産国と品質(特徴)

アメリカ
  • 「ウルトラカパー」「ヘキサプライ」など高級シリーズを生産
  • 「スーパーアルミニウム」「1100銅」などの特殊な金属を使用
  • 最大9層構造
ベトナム
  • 「Nシリーズ」「Vシリーズ」など多種類の中価格帯シリーズを生産
  • 「電磁性ステンレス」を含めた高品質な金属を使用
  • 最大7層構造
日本
  • 「スーパー鉄」「クックギア」など特殊なシリーズを生産
  • 鉄フライパン、アウトドアギア(鉄板)などがラインナップの中心
  • 日本国内で一貫生産
中国
  • ソフィアⅡ、オリビアなど廉価シリーズを生産
  • フライパン・ウォックパンがラインナップの中心
  • 一般的な金属を使った全面2層構造の製品が多い
韓国
  • ライト(軽さを追求したシリーズ)を生産
  • アルミダイキャスト+セラミックコーティングを使用

ビタクラフトはアメリカで誕生しましたが、現在は日本に本社を置くブランドとなっています。

また、もっとも多くのシリーズを生産しているのはベトナム工場です。

品質はアメリカ製がトップですが、ベトナム製もビタクラフト製品に求められる基準を満たしていると考えてよいでしょう。

このほか日本と韓国では特殊な製品が、中国では廉価シリーズが生産されています。

…と、基本情報を押さえたところで、このあとの本文ではビタクラフトの生産国や品質、歴史についてより詳しく見ていくことにしましょう。

現行シリーズそれぞれの生産国を調査した結果もお伝えしますので、ぜひ目を通してみてください♪

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ビタクラフトはどこの国の製品?

ビタクラフト ニューヨーク(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

「ビタクラフトってどこの国の製品なの?」と聞かれたら、次のように答えることができます。

  • ビタクラフトはアメリカで誕生して日本で進化した製品ブランド
  • 現在の本社があるのは日本の兵庫県神戸市
  • 現行シリーズにはアメリカ製・ベトナム製・日本製・中国製・韓国製がある

ビタクラフトはアメリカのペンシルベニア州で誕生しましたが、現在の本社は兵庫県神戸市にある「ビタクラフトジャパン(代表取締役 井村 守)」です。

日本に本社が移って以来、ベトナム工場の設立や普及価格帯製品の拡充など、さまざまな発展をビタクラフトは遂げてきました。

このことから「現在のビタクラフトは日本のブランド」といえますが、生産国は5カ国あり、上級シリーズは今も誕生地アメリカでつくられています。

ビタクラフト現行シリーズの生産国一覧

ビタクラフト製品の生産国はシリーズごとに違っています。

現行シリーズの生産国を調査して、一覧表にまとめてみました。

ビタクラフト公式サイトで販売終了となっていない製品を現行シリーズとしています。

生産国シリーズ名
アメリカ・ウルトラカパー
・ヘキサプライ
・マルチパン
・スーパーファイブ
・スーパーセラミック
ベトナム・Vシリーズ
・コロラド
・ニューヨーク
・ヒューストン
・Nシリーズ
・Sシリーズ
・オレゴン
・ビタクラフト プロ
・アップル
・ミニパン
・ビタクラフトGOHAN(ごはん鍋)
・ダブルグリル
・グリルイングリル
・シェフポット
・BELLE MAISON DAYS(コンパクト無水調理鍋)
・テーブルパン
・クレア
・フローラ
・ディア
・ウルトラ
・アリゾナ
・プレミアムファイブ
・シアトルⅡ
・ヴィエナ
・モンタナ
・テキサスⅡ
・ホップ
・チェルシー
・タムキー
・クックギア(ランドクッカー・ダッチオーブン)
・スーパー圧力鍋アルファ
・スーパー圧力鍋シクロ
日本・スーパー鉄
・DENIIM(デニム)
・カーペンター
・クックギア(スーパー鉄板)
・耐熱陶器 CCL
中国・ソフィアⅡ
・スチームマルチポット
・魔法の調理器具
・テンプパンII
・イージークッカー
・MOCOMICHI HAYAMI
・アメリア
・オリビア
・グリルパン
韓国ライト
不明・ボヘミアン
・カメレオン

現行ビタクラフト製品はベトナム製がダントツで多く、32シリーズがラインナップされています。

また、ビタクラフトの主力製品といえる多層鍋の大半は、アメリカとベトナムで生産されています。

ほかの生産国のシリーズは、中国製は安価なフライパン系がメイン、日本製は鉄フライパンが主力製品という感じ。

韓国ではアルミダイキャスト製の「ライト」のみ生産されています。

なお、当ブログの調査では、「ボヘミアン」「カメレオン」の生産国を特定できませんでした。

ただ、どちらも安価なフッ素加工フライパンをラインナップしているため、中国製の可能性が高いと考えられます。

生産国による品質の違いって何?

ベトナム製のNシリーズ(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

ここまでに触れたように、ビタクラフトの上級シリーズはアメリカで生産されています

上級というからには高品質なわけですが、ほかの生産国の製品、特にベトナム製シリーズとどのような違いがあるのか気になりますよね。

そこで、現行シリーズの特徴を調べたところ、生産国ごとの品質差につながる要素が見つかりました。

全面9層構造モデル「ウルトラ(ベトナム製)」のような例外もあります。

アメリカ製シリーズの品質

アメリカ製のヘキサプライ(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

アメリカ製のビタクラフト製品には、ほかの生産国のシリーズには使用が見られない、次のような素材が使われています。

  • ウルトラカパー|「1100銅」を全面9層構造の中央に使用
  • ヘキサプライ|「チタン入り電磁性ステンレス」を全面6層構造の外側に使用
  • スーパーファイブ・マルチパン|「スーパーアルミニウム」を全面5層構造の中央に使用

こうした特殊な素材によって性能を高めていることが、アメリカ製ビタクラフトシリーズの魅力です。

上記3つの素材の特徴も見ておきましょう。

  • 1100銅|金属のなかでも優れた熱伝導性をもつ銅素材
  • チタン入り電磁性ステンレス|頑丈・軽量でIH調理器との相性にも優れる素材
  • スーパーアルミニウム|熱伝導性・熱拡散性の高いアルミ素材

これらの素材のほか、アメリカ製ビタクラフト製品には、「1145アルミニウム」「304ステンレス」などの高品質な金属が使われています。

ベトナム製シリーズの品質

ベトナム製のヒューストン(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

ベトナム製のビタクラフト製品は種類が多く、シリーズによって素材が異なります

たとえば、片手鍋でも1万円以上するような鍋シリーズには、次のような高品質な素材が使われています。

  • 1050アルミニウム|熱伝導性と耐食性に優れる高純度アルミ合金
  • 3003アルミニウム合金|強度と耐食性に優れるアルミ合金
  • 電磁性ステンレス|軟磁性に優れていてIH調理器との相性がいいステンレス

こうした金属がちょっと高額な製品に使われる一方で、「ホップ」のような安価な鍋シリーズや「ビタクラフトGOHAN(ごはん鍋)」などには、一般的なステンレスやアルミが使用されています。

ベトナム製ビタクラフト製品を選ぶときは、どんな素材が使われているか確認してみるとよいでしょう。

ちなみに、ベトナム製の「ビタクラフト プロ」は業務用シリーズです。

プロ向け製品が生産されているぐらいですから、ベトナム工場の製造技術はかなり高度だと考えられます。

軟磁性=磁気への応答性

日本製シリーズの品質

日本製のスーパー鉄 エッグパン(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

日本製のビタクラフト製品は、鉄フライパンや鉄エッグパン、BBQ鉄板などの鉄製品がメイン。

メイドインジャパンにこだわり、職人の技術でつくられていることから、どのシリーズも品質に優れていると思ってよいでしょう。

ただ、ビタクラフトは鍋のイメージが強いブランドですので、日本製シリーズはちょっと特殊な感じですね。

なお、ビタクラフトの日本製フライパン(とウォックパン)のなかでも、「カーペンター」だけはステンレスとアルミの2層構造となっています。

中国製シリーズの品質

中国製のソフィアⅡ(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

中国製のビタクラフト製品は、フッ素加工されたフライパンやウォックパン(深型フライパン)がメインです。

つくりは全面2層構造のものが多く、素材は一般的なアルミとステンレスが大半。

「オリビア」には鍋がラインナップされていますが、やはりアルミとステンレスの全面2層構造です。

こうした特徴や仕様を見るかぎり、中国製ビタクラフト製品は、アメリカ製やベトナム製のシリーズとは”別モノ”という感じがします。

品質についても、安価なのでベトナム製ほどの期待はできないかな、という感じ。

ただ、数千円〜1万円前後で試せるビタクラフト製品として見れば、中国製シリーズもなかなか魅力的なのではないでしょうか。

韓国製シリーズの品質

韓国製のライト(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

韓国製のビタクラフト製品は「ライト」のみ。

このシリーズの素材はアルミダイキャスト単層で、表面にはセラミックコーティングが施されています。

つまりライトは多層構造ではないのですが、ビタクラフトの魅力である無水調理には対応しています(鍋のみ)。

品質については、アメリカ製やベトナム製との比較はむずかしいですね。

日本製シリーズにもいえることですが、韓国製シリーズは独自性の強いビタクラフト製品という感じです。

おすすめシリーズをピックアップ!

前節で見たように、ビタクラフト製品には生産国ごとの特徴があります。

ここでは、各生産国の製品からセレクトした、おすすめのシリーズを見ていくことにしましょう。

なお、韓国製シリーズはライト一択なので割愛します。

アメリカ製ビタクラフト製品のおすすめシリーズ

ビタクラフト ウルトラカパー(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

アメリカ製ビタクラフト製品でおすすめなのが、最上級シリーズ「ウルトラカパー」です。

ウルトラカパーは究極のスペックを誇る全面9層構造シリーズ。

先代9層シリーズ「ウルトラ」から素材を見直すことで、熱効率の向上と、IH調理器との相性アップを実現しています。

ちなみに、ウルトラで初採用された全面9層構造は、ビタクラフトジャパン社長の井村 守氏によって開発されたものなんですよね。

日本の開発技術が活かされていて、アメリカで生産されているウルトラカパーは、性能も満足度も最高なおすすめシリーズとなっています♪

ベトナム製ビタクラフト製品のおすすめシリーズ

ビタクラフト Vシリーズ(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

ベトナム製ビタクラフト製品でおすすめなのが「Vシリーズ」です。

このシリーズのおすすめポイントは、正統派デザインと構造充実したラインナップコストパフォーマンスの3点。

本体デザインは伝統的な樹脂ハンドル付きスタイルで、つくりは電磁性ステンレスを含めた全面5層構造となっています。

ちなみに、アメリカではじめて製品化された多層鍋「ビタクラフト」も、全面5層構造だったんですよね。

そんなVシリーズはラインナップが豊富で、鍋9種類とフライパン2種類が用意されています。

希望小売価格は片手鍋が12,100円からと、ベトナム製ビタクラフトとしては中の上ぐらい。

創業当時と変わらないスタイルを楽しめて高性能、10年保証も付いているVシリーズは、コスパが高いおすすめのベトナム製シリーズとなっています。

日本製ビタクラフト製品のおすすめシリーズ

ビタクラフト スーパー鉄(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

日本製ビタクラフト製品でおすすめなのが「スーパー鉄」です。

こちらはフライパン、ウォックパン、エッグパンをラインナップするシリーズで、名前のとおり本体は鉄製となっています。

スーパー鉄の魅力はメンテナンスの手軽さ

鉄素材に特別な加工が施されていて、焼き入れや油引きをせずに使えます

また、スーパー鉄はガス火とIH調理器のどちらでも使用可能

高品質で使いやすい鉄フライパンをお探しの方は、スーパー鉄をチェックしてみるとよいでしょう。

中国製ビタクラフト製品のおすすめシリーズ

ビタクラフト ソフィアⅡ(画像タップで楽天市場の商品ページが表示されます)

中国製ビタクラフト製品でおすすめなのが「ソフィアⅡ」です。

ソフィアⅡは、フライパン・ウォックパン・エッグパンをラインナップする廉価シリーズ。

本体が全面2層構造(エッグパンは全面3層構造)になっていて、表面には高品質なフッ素加工が施されています。

そんなソフィアⅡはガス火とIH調理器の両方で使えて、実売価格は3千円台からと安価

ビタクラフト製品を試してみたい方におすすめのシリーズとなっています。

オープン価格。ビタクラフト公式通販サイトでの販売価格を参考にしています。

ビタクラフトのブランドヒストリー

ビタクラフトはアメリカのペンシルベニア州で誕生した

ここで簡単に、ビタクラフトのブランドヒストリー(歴史)をご紹介しておきましょう。

  • 1939年|アメリカでビタクラフト社設立
  • 1940年|全面5層鍋「ビタクラフト」を発売
  • 1976年|総代理店「井村商事(社長:井村 守)」が日本での販売を開始
  • 1997年|井村商事が全面9層鍋「ウルトラ」を開発・発売
  • 2001年|井村商事が「ビタクラフトジャパン」に社名変更
  • 2002年|井村 守がビタクラフト経営権を獲得
  • 2006年|拠点がアメリカから日本に移る
  • 2007年|ベトナム工場設立
  • 2011年|韓国・中国で販売開始

ロケット用の金属素材(異なる金属を圧着させた素材)にヒントを得て、多層鍋ビタクラフトは開発されました。

1976年には日本でのビタクラフト販売が始まります。

そのきっかけとなったのは、現社長である井村 守さんが留学先アメリカで経験した、鍋販売のアルバイトだったそうです。

留学から帰国した井村 守さんに「ビタクラフトを日本で売ってほしい」と声がかかり、後にビタクラフトジャパンとなる「井村商事」が生まれたのでした。

その後の「ウルトラ」開発や経営権獲得、日本への拠点移動を経てベトナム工場が設立。

多種多様なシリーズを世界中に届けるブランドとして、ビタクラフトは成長を続けています。

ビタクラフトってどこの国の製品?まとめ

ビタクラフトジャパン本社がある神戸の街並み

アメリカで生まれて日本で育つことにより、ビタクラフトは高いブランド力を保ちながら、柔軟な商品展開ができるようになりました。

また、生産国がベトナムや中国などに広がり、リーズナブルな製品をリリースできるようになっています。

現在のビタクラフトには多種多様なシリーズがあり、価格帯もさまざまですが、どの製品もれっきとしたビタクラフト製品です。

もし、自分にぴったりなビタクラフト製品を見つけたいなら、いろいろなシリーズをチェックしてみるのがおすすめ。

生産国にこだわらず、スペックや口コミなどを見ることで、ニーズを満たすアイテムが見つかるかもしれませんよ♪

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